2008年03月26日

人類とテクノロジーと人工物観

工場鑑賞の魅力を美しい写真とウィットのある文章で紹介した「工場萌え」(東京書籍)。

日常何気なく接している化学プラントやガスタンクも季節や時間によりその姿は微妙に変化し、機能がカタチとなった簡潔で超然としたありさまは、とても凛々しく、時にすがすがしい印象さえ与えます。

先日、東京大学で開催された「IRT研究機構発足記念シンポジウム」。

記念講演を行った産業技術総合研究所理事長の吉川弘之氏は、人類とテクノロジーの歴史的変遷について独自の見解を披露していました。

『自然観、人生観と同じように、人間には人工物をどう認識するかという人工物観がある。
それは古代ではシンボルとして、中世では生存のため、生きのびるため、そして20世紀では豊かになるためであり、現代においては持続的に生きるためである。それは中世の人工物観に近く、いわば先祖返りともいえる。
(中略)
「現代の邪悪なるもの」(環境問題、テロリズム、貧困、新種の感染症など)に対する戦いは、極めて複雑で多様であるため、特定の技術だけでは解決することができない。
バラバラな技術をどうやって融合していくか。そこに持続型人工物としてのロボットの特性がある』

参考 : 遺産過多に踊る (2007.1.19)
posted by カーサ at 17:35| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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