4月1日からはじまった後期高齢者医療制度。
2006年の医療制度改革で、65〜74歳を前期高齢者、75歳以上を後期高齢者と位置づけました。
しかし、年配者から「勝手に線引きされ失礼だ」「末期と言われた気がする」といった批判が続出。
福田康夫首相は「周知不足で、ネーミングもよくない」と、通称を「長寿医療制度」とするよう厚生労働相に指示しましたが、これはこれで「長寿医療制度といわれても、何を意味するのかすぐに分からない」などの批判が相次いでいるようです。
超高齢化時代とはいえ、元気なお年寄りが多い現代。
介護・医療費がもっともかかるのが「後期高齢者」世代であるにしろ、そこには「75歳も100歳もたいして違いがない」かのような、老人十把一からげなニュアンスが感じられます。
人生50年の時代には、青年、中年、老年と大雑把でも良かったのですが、超高齢化時代になると老年にもっとバラエティ豊かなネーミングが必要になってきているのに、
老年全部を「高齢者」では、あまりにも味気なさ過ぎます。
個人的には、ゆったりと人生を楽しむイメージの「ご隠居」という言葉が好きなのですが、人生の荒波を乗り越えてきた人にふさわしく、また年をとるのも悪くないなと思えるような素敵な言葉があるといいですね。
参考にさせていただきます。
またお伺いしますね!