2008年04月10日

クールな国の聖火リレー

北京オリンピックの聖火リレーを巡る世界各地での暴動とゴタゴタ。
そこには中国のチベット政策や人権問題への直接的な怒りがあります。

とはいえ、この問題に対する日本政府の対応は、中国に気をつかって、すっかり及び腰。
せっかくダライ・ラマ14世が日本に立ち寄ったのに、会談したのは安倍前首相夫人・アッキー(久しぶり)という「奇策」ぶり。

それでも26日に長野で予定されている聖火リレーでは、
夏の洞爺湖サミットを控えていることもあり、警察はその予行練習を兼ねて、ここぞとばかり徹底した警備体制を敷くことになるのでしょう。

黄砂、エチゼンクラゲ、越境汚染、ギョウザ食中毒、海賊版DVD、サッカー日本代表への愚劣な行為 ・・・ 

チベット問題に限らず、目に余る隣人の迷惑行為に怒りを覚える人は多いはず。
しかし日本は、日本独自のやり方で抗議すべきです。

例えば、「牛歩戦術」。

長野の200名の聖火ランナーは、走るのではなく、歩く。 しかも、ゆっくりゆっくり、時には立ち止まりながら ・・・

牛歩戦術という日本独自の非暴力、直接行動は、国際社会からもきっと、「さすが、クール・ジャパン」と歓迎(?)されることでしょう。

参考
理想のオリンピック(2006.7.9)
海底下のロボット対抗戦 (2006.7.12)
慶びの地と哀しみの地(2006.9.6)
忘れられた人々、忘れた人々(2006.9.8)
エチゼンクラゲスパイラル(2006.10.28)
メイドイン・ジャパン 原料エチゼンクラゲ(2007.1.29)
ヤラレ損では、いけない(2007.5.27)
「アフリカ」と洞爺湖サミット饅頭(2007.6.11)
フリージャーナリストの死(2007.9.28)
ケンカの仕方(2008.2.20)
とてもクラブで一杯飲もうという関係ではない(2008.3.13)
大きなテーマにカコツケテ(2008.3.24)
posted by カーサ at 18:53| Comment(0) | TrackBack(0) | ポリティクス | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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