僕もインターネットで日時を予約し、上映ぎりぎりに車でかけつけ、窓口に並ばずに自動発券機でチケットを受け取り、鑑賞後はさっさと帰宅する。
レイトショーでほぼ貸切りで観る。プレミアスクリーンでゆったりくつろいで観る。
観る映画をあらかじめ決めずに、とりあえずシネコンへ行って上映時間の合う作品を観るという人も多いことでしょう。
郊外型のショッピングセンターに必ずといっていいほど併設されたシネコンは、最近は数が多くなりすぎて、淘汰の時代を迎えています。
そのため、デジタルシステムを導入して、スポーツやコンサートのライブ中継(先日のヨン様のイベントなども)や、演劇の映像化、3D映画の上映など、映画本編以外の「エンターテイメントの場の提供」に力を入れはじめています。
そんな中、ワーナー・マイカル・シネマズが「空気のキレイな映画館」をコンセプトに、三洋電機のウイルスウォッシャー機能付「空間清浄システム」を導入しました。
ウイルスウォッシャーというのは、「水道水を電気分解して生成した「電解水」で空気中の浮遊菌、ウイルス、花粉、臭いなどを抑制する」というもの。
劇場という大空間までもバイオクリーンルーム並みの清浄度を検証したといいます。
子供から老人まで不特定多数が来場するシネコン。風邪のウイルスや各種ダストが気になるという人も多いと思います。
「空間清浄」はシネコン差別化のひとつの試みとして、有効でしょう。
それにしても、どこもかしこも清潔でキレイになってしまうと、
シティロードを小脇に抱え、学校をサボってむさぼるようにモノクロ映画を観ていた、あのどんより湿った名画座時代が、懐かしい。