2010年06月24日

障害者の次世代自立支援機器とそのニーズに応えるために

2006年に引き続き、「高齢者・障害者の次世代自立支援機器とそのニーズ」について、調査・取材をしました。

障害者の自立支援のためのロボットの開発は既に1970年代から始まっており、国もこれまでさまざまな開発プロジェクトを実施して、述べ100億円以上の税金を投入してきました。

残念ながらそのほとんどは「研究のための研究」や「研究者の飯の種」に終わってしまったわけですが、それでも実用化されたロボットは少なからずあり、また自立を支援する機器も数多く商品化されています。
しかし、それにも関わらず障害者施設など現場で使用される機器は非常に限られているというのが現実です。

その原因として、機器が高価、使用者の声を聞いたものではない、実際使えたものではないなど、いろいろな声がありますが、いずれにしろ、「研究のための開発」にお金を使うのはもうやめにして、サービスを利用・提供する人材の教育と育成に力点を置く段階にきているのではと感じます。

民主党は今年1月、現行の「障害者自立支援法」を廃止し、2013年8月までに新法をつくることを表明しました。

是非この機会に、国、県、市町村それぞれのレベルで既存自立支援ロボット・機器を活用するための人材教育、研修について議論されることを期待したいと思います。


自立支援をめぐる言葉(1)  (2007.3 15)
自立支援をめぐる言葉(2)  (2007.3.16)
自立支援をめぐる言葉(3)  (2007.3.18)
飯の種では、たまらない  (2009.6.21)
「人の役に立つロボット」始動! (2008.10.8)
ユーザー担当者の言葉(1) (2008.3.3)
ユーザー担当者の言葉(2)  (2008.3.)
バリアフリー、Intimateな技術の活用 (2007.7.27)
自立支援ロボットに求められているもの (2007.7.25)
エスの評価 (2006.12.12)
人に役立つロボット最前線 (2006.10.1)
後は「やるだけ」 (2006.8.16)
「RI−MAN」へのドロップキック (2006.4.1)


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2009年10月28日

“小型衛星は幕の内弁当であり、お母さんの手作り弁当” 宇宙に関わる人々の言葉 (4)

(つづき)
引き続き、日本の宇宙開発利用の現状と今後の動向についてまとめた、「宇宙関連ビジネスの波及効果と有望分野」の取材で印象に残った言葉をご紹介します。


・企業としても人がいるとそれにお金が付くからということもあるが、本当に大勢の人が張り付く必要があるのか、その議論もあまりせずにこれまでやってきた。小さな衛星にすると安くなるが、それでは企業は儲からないし、手間が何十分の一になるわけではないので、それなら大きな衛星を一個取ったほうがいいと考えてきた。そのため、小さくしようという発想が出てこなかった。だから光学やレンズも大きいほうが一個あたりの値段が高いのでそのほうが儲かるというロジックできた。

・10cmのCubeSatのコンセプトを出したのはアメリカ人。しかし、世界で一番うまく作っているのは日本人だ。決められたサイズの中に技術を詰め込むことは日本人が世界一なので、そこで日本は勝負すべき。これは、毎日、具の種類や栄養を考えて、限られた箱にきっちり詰め込むお母さんのお弁当や幕の内弁当と同じで、箱庭や盆栽、ケータイ、ウォークマンなどに通じる日本の文化。

小型衛星は幕の内弁当であり、お母さんの手作り弁当。日本人のマインドに合っている。得意な分野で勝負すべきで、コンセプトで勝負しても負ける。新しいロケットや宇宙ステーション、惑星探査などはコンセプトメーキングに近い。何をやるか、どういうシステムでやるのかを考えていかなければならない。それは日本人は弱い。サイズが限られた中でどれだけ機能を盛り込むのかを考えたいのが日本人。そういうところで勝負すべきだし、そこなら勝てると思う。日本人の強みが生かされ、かつ、日本人の志向に合った小型衛星をやるべきだと思う。 (E大学研究室)


“信頼性という概念でサボる” 宇宙に関わる人々の言葉 (3) (2009.10.21)

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2009年10月21日

“信頼性という概念でサボる” 宇宙に関わる人々の言葉 (3)

(つづき)
引き続き、日本の宇宙開発利用の現状と今後の動向についてまとめた、「宇宙関連ビジネスの波及効果と有望分野」の取材で印象に残った言葉をご紹介します。


・運用の自律化・知能化や、設計支援などの支援システムの研究が必要。これらは、これまでみんな「人間」がやってきた。人間がやっている限り、コストがかかり、安くならない。宇宙ビジネスで何が高いかといえば、それは人件費である。

だから人間がどこで、どうサボれるかということが勝負。

ソフトがあれば最後の制作の段階でサボることができる。ひとつソフトがあればコピーを配ればよいだけ。そこで勝てる。衛星の場合はひとつできたから、2つ目をポッとできるかといえば、それはできない。同じ手間と時間がかかる。サボるところがない。サボるところがない商品は絶対にもうからない。(中略)

ではどうすればビジネスとして成り立つのか。

ひとつは信頼性という概念でサボるというやり方。これは試験をサボる。これとこれだけやっておけばいいだろうということで、サボる。

もうひとつは自律化・知能化することで、運用面でサボる。
そして無重力での実験を地上ではなく、軌道上の最初のフェーズで、地上で行う実験を行うこと。それには軌道上で何が起こってもどうとでも変えられるように自由度を大きくしておいて、軌道上でチューニングしていく。(中略)

予備とかも含めて、宇宙で変えられるような自由度をたくさん用意しておいて、宇宙でできる環境試験を全部宇宙でやってしまう衛星があってもいい。
今は地上で試験をしすぎ。試験すればコストもかさむ。しかし、それには衛星のコンセプト自体を根本的に変えないと実現できない。
ビジネス化のために時間とコストをいかに下げるか、どこでサボるか、そこに根本的なアイデアがない限り、ビジネス化は難しいと思う。 (E大学研究室)
(つづく)


"高性能化と低コスト化" 宇宙に関わる人々の言葉 (2) (2009.10.13)
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2009年10月13日

"高性能化と低コスト化" 宇宙に関わる人々の言葉 (2)

(つづき)
日本の宇宙開発利用の現状と今後の動向についてまとめた、「宇宙関連ビジネスの波及効果と有望分野」で取材した中で印象に残った言葉をご紹介します。

・(準天頂衛星が打上がると)外回りで活動する人の時刻と場所が正確にわかるため、業務遂行証明サービスと呼べるビジネスが可能になる。
例えば、広域の屋外での作業を主体の作業員に機器をつけてもらうことで、作業の場所と時間の証明が可能となる。本人は時間・場所を申告する必要がなく、発注先も現場で作業を監視する必要もない。現在のGPSでも似たようなことは可能だが、ビル陰や木陰などでは電波が届かないので、マップにデータを落としたときに空白域がでたりする。大量のデータの場合に、これを手作業で修正するのは大変であり、正確な位置データが入手できると都合が良い。

その他、コンピュータの正確な時刻としての活用が考えられる。
例えば、金融取引などではms(ミリセコンド)以下の正確さが必要。1秒間に何十万件というトランザックションがあるときに、その時間順を厳密につける必要がある。つまり、売買のひとつひとつはどれが早く、どれが遅かったのかの順番付けをする必要がある。あるコンピュータから出た注文の正確な時間(μ秒)を知るためには、すべてのコンピュータの時間が合っている必要がある。そのためには室内に電波を引き込む必要はあるが、GPSチップをサーバーにいれることで、すべてのコンピュータの時刻が同期をとらなくても、衛星を介することで正確に同期する。これはアメリカでは宇宙PNT(Space-Based Positioning Navigation andTiming) 政策の一つとして推進されようとしている。日本ではポジションとナビはアプリケーションと考えているが、今後、衛星からの正確な時刻をどう使うかということを検討する必要があると考えている。(C団体機関)

・小型化した衛星に投資し、他国では提供できない付加価値のあるものを開発する。日本の実力が高い先端的な民生技術を活用して、衛星以外にも、例えば、ハイパースペクトルセンサーのような高性能センサーの開発を支援していく。
国際競争に勝つためには提供する製品・サービスを高性能化すると共に、低コスト化していく。また、研究開発しているだけだと納期がないので、いかに短納期化して、売り上げを確実化していくか。納期を守らなければならない政府の衛星は、情報収集衛星と気象衛星。企業の衛星(例えば、スカパーの衛星)も打ち上げられなければ、サービスが中断してしまうわけなので、当然短納期、かつ納期を守るということは実用衛星であれば絶対に必要な条件である。(D省庁)
(つづく)

"未来は、明るい "  宇宙に関わる人々の言葉 (1)  (2009.10.7)
 

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2009年10月07日

"未来は、明るい "  宇宙に関わる人々の言葉 (1)

日本の宇宙補給機「HTV」が国際宇宙ステーションに無事ドッキングしたのは記憶に新しいところですが、今、日本の宇宙開発利用は、これまでの研究・技術中心から、利用ニーズを重視した政策へと大きく変わろうとしています。

そんな日本の宇宙開発利用の現状と今後の動向について、「宇宙関連ビジネスの波及効果と有望分野」としてまとめたのですが、その中で印象に残った言葉をご紹介します。

・未来は、明るいと思う。それはこれまでの宇宙の成功体験(たくさんお金をかけて、大きなものを作る)に毒されていない若者たちが、新しい市場を作ろうとしているから。
宇宙のモノづくりは白黒がはっきりつくので、厳しい世界。限界に挑戦していくのが本当の宇宙開発であるが、それは絶対に成功しなければならないというプレッシャーの中では難しい。チャレンジが許されるのは、失敗しても再打ち上げが可能な場合で、それには値段が安く開発期間の短い超小型衛星が向いている。
小さくても、ちゃんとお金が回る市場が作れればいいと思う。そこには大きな市場の人たちは入ってこない。メンタリティとして、一生懸命作ったモノを正当な値段で、本当にほしい人に買ってもらうことはとても健全なこと。買ってもらって、満足してもらったらすごくうれしいし、失敗したら自分の責任だと思う。そういう健全なサイクルを作りたいし、超小型衛星の市場はそれができると思う。
衛星を買う人も作る人もお互いがハッピーになれる宇宙開発をし、そういう顧客志向のメンタリティを持つ宇宙エンジニアが増えていけば、よりいいと思う。(ベンチャー企業A)

・今後の宇宙開発はロボットそのものがミッションになることはない。人間とロボットがうまく協調しながら、それぞれが得意なところを行い、不得意なところは補い合うという関係になる。
ロボットはなんらかのミッションを達成するためのツールである。
現在の宇宙ステーションは宇宙飛行士が操作するように設計されているおり、ロボットが操作するようには設計されていない。現状では今どこにあるロボットを持っていっても使えない。
宇宙ステーションに常駐できる宇宙飛行士の人数は限られていること、及び宇宙飛行士が生活している空間は狭いので、人とロボットとの協調は待ったなしの世界。宇宙のような技術ニーズが強いところでブレークスルーを行い、それを民生に発展させたほうが技術開発としてはうまくいくのではないか。宇宙ではどうしても必要という強い動機づけがある。 (研究機関B)

(つづく)

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2009年06月21日

飯の種では、たまらない

超高齢化が進み、介護分野の人材不足を補完する意味合いもあって、介護・福祉分野へのロボット技術の導入が言われ続けています。

経済産業省が2005年から2年間実施した「人間支援型ロボット実用化プロジェクト」をはじめ、今後もロボット技術が必要とされる分野として、介護・福祉ロボット開発に多額の予算(税金)が投じられる予定です。

そんな中、パラマウントベッドが移乗用具「リターン」を販売しました。

「リターン」は、ベッドから車いす、ベッドからトイレなどの移乗をサポートする用具(スウェーデンのRoMedic社製。重量約17kg。価格は約23万円)。ビデオはこちら

看護・介護者は、要介護者を中腰で支えたり、持ち上げることが多く、腰痛が問題視されています。
この「リターン」は、看護・介護者の腰痛予防にも役立つといいます。

介護・福祉用具はユーザーにとって使いやすく、簡便で、低価格が理想です。

介護ロボットは、介護現場に本当に必要なのか。
ロボット技術は本当にユーザーの側に立っているのか。
多額の税金で進められる介護ロボットの開発は、大企業や大学研究室などで働く研究者の単なる「飯の種」になっているだけではないのか。

現場の声を今一度謙虚に聞く姿勢が必要です。

「RI−MAN」へのドロップキック (2006.4.1)
自立支援をめぐる言葉(1) ( 2007.3.15)
自立支援をめぐる言葉(2) (2007.3.16)
自立支援をめぐる言葉(3) (2007.3.18)
自立支援ロボットに求められているもの (2007.7.25)
バリアフリー、Intimateな技術の活用 (2007.7.27)
ユーザー担当者の言葉(1) (2008.3.3)
ユーザー担当者の言葉(2) (2008.3.6)
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2008年11月29日

住宅におけるロボット普及の道程(3)

(つづき)
主要住宅メーカーや住宅関連企業(住宅設備、家電等)など20社・団体に取材し、住宅における今後の市場動向、普及状況、有望分野などをまとめてみました。

その中で、印象に残った担当者の言葉。

・ボタンを押せばクルマのパワーウインドーが開くように、家の窓もボタンを押せば窓が開くというのもありではないかと思うが、何かあったときに困ると考えるお客さまが多いので、そのあたりの不安を払拭できる商品を開発する必要があるだろう。
便利さを追求しながらも人への負荷を減らし、人にやさしく、かつ安心な商品であることが重要だと思う。 (住宅設備メーカーD社)

・ベッド単体ではなく、寝室の設備(カーテンや照明など)や映像(テレビなど)と連動していくことに可能性があると思われる。
ただし、全部が機械になるのではなく、本をめくる行為自体が本を読む楽しみのひとつであるように、アナログ的な要素はあったほうがいい。行為が残っている部分が「贅沢」だと考える。
(住宅設備メーカーE社)

・最先端の技術を投入しても、お客様のニーズと合致しなくては意味がない。利用者に配慮した製品作りが不可欠と考えている。お客様のニーズをキャッチして、デザインや環境配慮、便利な機能など付加価値の高い商品を開発していくこと。 (住宅設備メーカーF社)

・家の中でまだ電気化されていないものにセンサーをつけることは少々ハードルが高いが、すでに電気化されたものにセンサーをつけて自動化することは比較的取り組みやすい。
ロボットは重たい荷物を持ったりするような「重い」技術ばかりではなく、センサーとコンピュータを使った「軽い」技術もあることをもっとアピールすべきだろう。それは、ロボットの概念をもっと「軽く」することにつながる。「その程度だったらわれわれにもできますよ」ということになればいいのではないか。(ロボットメーカーG社)
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2008年11月26日

住宅におけるロボット普及の道程(2)

(つづき)
主要住宅メーカーや住宅関連企業(住宅設備、家電等)など20社・団体に取材し、住宅における今後の市場動向、普及状況、有望分野などをまとめてみました。

印象に残った担当者の言葉。

・お客様からの要望には可能な限り応えていく姿勢ではあるが、新しい機器・技術は積極的には勧めていない。その理由として、長期的視点でみた場合の品質が検証できないので。(住宅メーカーB社)

・センサーによりスイッチを入れる照明や換気扇などに関しては、むやみやたらに取り入れるのではなく、居住者の生活に必要なものだけを取り入れる。次世代生活支援機器・技術に関しても、費用対効果をみて、良いものなら取り入れる考え。(住宅メーカーC社)

・完全に自動化することは容易だが、すべてそうなるのではなく、人間主体の、人間にやさしい動きとは何なのか。阪神大震災のときに家が揺らいで玄関ドアが開かなかったことが大きな問題となったが、例えば、緊急地震速報と連動してドアが半開きになり、脱出経路を確保するなど、ドアだけでなく、住宅全体に考えを広げたときに何ができるのかを考えていきたい。
玄関ドアから情報が発信できたり、緊急時には確実にドアが開いたり、ホームセキュリティとの連携なども考えられる。(住宅設備メーカーB社)
(つづく)
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2008年11月24日

住宅におけるロボット普及の道程(1)

家庭におけるロボットの本格普及は2025年前後といわれています。

では、ロボットのユーザー企業でもある住宅メーカーは、ロボットや次世代生活支援技術をどのように住宅に取り入れ、普及を進めようとしているのでしょうか。そして住宅市場で期待されるサービスロボットとは一体どのようなものなのでしょうか。

主要住宅メーカーや住宅関連企業(住宅設備、家電等)など20社・団体に取材し、住宅における今後の市場動向、普及状況、有望分野などをまとめてみました。

その中で印象に残った担当者の言葉をご紹介します。

・今後ますます、家電のネットワーク対応が進むと思われる。そして、家電ネットワークのさらに先には、宅内で使用するロボットの可能性がある。
宅内でロボットが自律移動するためには、宅内の地図情報や床にロボットのための道標(RFIDなど)が必要となるが、技術的に可能だからといって何もかも取り入れたのでは膨大なシステムとなり、かえってお客様の導入を阻害してしまう。そのため、機能を最小限に絞り込むことが、次世代生活支援機器の普及には不可欠と考えている。
(住宅メーカーA社)

・個人住宅は電動化が遅れているが、なぜそうなのか。「便利」と「安心」をてんびんにかけた場合、「安心」を取るお客様が多いように思われる。鍵が自動で閉まるという利便性よりも、自分で鍵を閉める安心感を重視しているのではないか。住宅は家の中に資産があるため、安心のほうが重視される。
(住宅設備メーカーB社)

・3年おきにひとつの商品をリスクを張って出していくというだけでは、なかなかロボットは広まっていかない。家の中にロボットをいれなくても、家の中がロボット技術によって自動化して便利になっていけば、それがロボットなのだということがきっと広まっていくだろう。
これまで、単体のロボットは見掛けとか、もの珍しさとか、動きのおもしろさで売ってきた面があり、それを企業やメディアもイメージ戦略として宣伝に利用してきた。今後は家電や住宅設備にロボット技術が入ることで、それが便利で快適なものだということが一般の人に自然にわかるようになることが重要だと思う。
(ロボットメーカーC社)

・サービスロボットの市場拡大にあたっては、先ず商品コンセプトとしてロボットに何を行わせるのかが重要となる。一般に、人間の欲望を機械(ロボット等)が代替する、あるいは人間をサポートするということが求められるなかで、その有用性が何かわからないようなものを購入する人はいないであろう。特に、人間の代替としての人間型ロボットの実用化はコスト面も含めて技術的にもまだまだ時間を要するのは明白である。
むしろ、家庭用ロボットのように、既存の家電製品等がロボット化してより使いやすく、さらに新たなアプリケーションコンテンツを付加したものになると思われる。(団体D)
(つづく)

企業向けサービスロボットの導入ユーザーの評価と今後の市場 
(2008.2.26)
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2008年03月06日

ユーザー担当者の言葉(2)

(つづき)
ロボット開発メーカーと、サービスロボット導入ユーザー担当者にヒヤリングを行い、8分野の市場動向、普及状況、重要技術動向などを分析した
企業向けサービスロボットの導入ユーザーの評価と今後の市場」。

ユーザー担当者の印象に残った言葉をご紹介します。

・人間が行うよりもあきらかにチェックの精度が上がっている。

・年月がたった建物の床下は埃だらけなので、もう少し防塵にすぐれた構造にしてほしい。アフターサービスに本当に使えるかどうか不安なところがある。

・不具合箇所をロボットが見つけても結局修理するのは人間なので、修理までやってくれるロボットが理想。(ユーザーC社)

・電子音だったロボットの声を人間が喋るような少し低めのトーンに変え、また、喋るスピードもゆっくりにしてもらった。

・「寂しい、悲しい、バカ」など、この施設にふさわしくない言葉はリストから外して、ロボットがそれらの言葉は話さないようにした。認知症になる人はちょっとした言葉に敏感に反応する人が多いので、余分な刺激を与えることのないよう言葉に気を使った。

・認知症の人はあまり話さない。日常会話を交わす相手がいることが、認知症や鬱、精神病を防ぐ第一の要因の一つである。人との関わりが大切。お互いに話をしている内容より、話をしている事が重要。

・入所者は入れ替わるので個人を認識できる機能はいらない。誤認識されても困る。

・関係病院においても、館内の案内役及び不審者等の見張り役となるロボットはほしい。

・メーカーは利用者にロボット利用の選択肢を与え、それをカスタマイズできるようにしてほしい。

・入浴、服の着せ替えなどの重労働を支援するロボット。

・ロボットが入所者に安心感を与え、親しみある存在であることは重要。(ユーザーD社)

参考:
子供を大人に、大人を真摯に (2006.6.21) 
ロボット箴言集 (2006.6.22)
ロボット箴言集 U (2006.6.24)
自立支援をめぐる言葉(1) (2007.3.15)
自立支援をめぐる言葉(2) (2007.3.16)
自立支援をめぐる言葉(3) (2007.3.18)
プロトタイプ率95%の行方 (2007.10.27)

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2008年03月03日

ユーザー担当者の言葉(1)

(つづき)
ロボット開発メーカーと、サービスロボット導入ユーザー担当者にヒヤリングを行い、8分野(清掃、警備・移動、受付・案内、介護・見守り、仕分け・搬送、検査・点検、農林業、建設)の市場動向、普及状況、重要技術動向などを分析した
企業向けサービスロボットの導入ユーザーの評価と今後の市場」。

ユーザー担当者の印象に残った言葉をご紹介します。

・清掃ロボットの利点は品質が均一で一定であること。清掃作業員の場合は人によりどうしてもばらつきがある。
その点、清掃ロボットは労務、教育、清掃品質などの管理をしなくてもいいので、労働の品質保持という観点からも貢献していると思う。(ユーザーA社)

・お年寄りの場合、ロボットが喋る声が聴きづらい。
ロボットは相手に合わせてゆっくり喋るでもないし、テンポが一定なのでロボットの話に言葉を返すことのできるお年寄りが少ない。
高齢者は耳も遠いので、音を高い声にしないと伝わらない場合もあり、ロボットとの会話も音質が重要である。
大きな声でゆっくり繰り返し喋ってくれるロボットであれば反応も違ってくるのかもしれない。

・購入の際、もしくは購入後でもいいので、こういうふうにすればこんな効果、こんな効用があると指導、助言してくれるとうれしい。

・掃除ロボットや食器洗い機など家電の延長線で使えるロボット、家電が進化したようなロボットのほうがいいかもしれない。(ユーザーB社)
(つづく)
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2008年03月01日

メーカー担当者の言葉(2)

(つづき)
ロボット開発メーカーと、サービスロボット導入ユーザー担当者にヒヤリングを行い、8分野の市場動向、普及状況、重要技術動向などを分析した
企業向けサービスロボットの導入ユーザーの評価と今後の市場」。

引き続きメーカー担当者の印象に残った言葉をご紹介します。

・ロボットの開発は良いものができた段階で開発者は喜んでしまうが、実は長い期間サポートすることが大事。1年間やることで、どんな問題が起こり、それにどう対応していけば良いかがわかった。

・機械は劣化するのが基本。やってみないとわからない部分がどうしても残る。メーカーとしての責任をどこまですればよいかも含め、実用経験を通じてさまざまなことがわかってきた。

・急激な拡販のみを望んでいるわけではない。販売後の責任が生じることを意識して、責任のもてる範囲で、ステップバイステップでやっていこうと考えている。(メーカーE社)

・愛称をつけ、キャラクターデザインするのはロボットをイタズラされないためのアイデア。キャラクター化することにより存在感を増し、親近感を醸成し、イタズラされ難い効果を期待している。(メーカーF社)

・いろいろなロボットが販売されているがまだ機能的にあまり差がないので、ロボットの価値観を構築されるまでには至っていない。もう少し様々なロボットが選べるようになるともっと関心をもってくれるようになるのではないか。(メーカーG社)

・駅、空港にサービスロボットがいれば、海外からやってくるさまざまな国の人に、例えばケニアの人にはスワヒリ語とか、簡単な案内であればロボットでできる。降り立ったときに日本はロボットの国なのだと強く印象付けることもでき、地方空港にも設置できればいいと思う。(メーカーH社)
(つづく)
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2008年02月28日

メーカー担当者の言葉(1)

(つづき)
ロボット開発メーカーと、サービスロボット導入ユーザー担当者にヒヤリングを行い、8分野の市場動向、普及状況、重要技術動向などを分析した
企業向けサービスロボットの導入ユーザーの評価と今後の市場」。

まずはメーカー担当者の印象に残った言葉をご紹介します。

・肝心なのはロボットが活躍できるフィールドがあるかどうかだ。
・ロボットは人より作業品質が上でなければといけない。そしてコストが下がらなければならない。(メーカーA社)

・ロボットだけでなにかやろうとか、サービスを提供するというのは現実的ではない。いかにスタッフと協働してサービスの質を高られるか、スタッフを支援する立場としてのロボットを導入することでサービスの幅が広がっていければよいと思う。
・作業をしている人の手伝いをすることによって、本来の業務に集中してもらえるサービスロボットを目指している。(メーカーB社)

・“技術の魔法“だけではメーカーもユーザーもビジネスになっていかない。
・今後はサービスを行うユーザー企業、建設、デベロッパー、自治体、ヘルスケアなどと一緒にコラボレーションできるか模索していきたい。(メーカーC社)

・建築、土木現場で必要とされるロボットは、人の入れない、危険な場所での単純作業。人のほうが細かな作業はできるので、ロボットは人ができないことをやる必要がある。(メーカーD社)
(つづく)
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2008年02月26日

企業向けサービスロボットの導入ユーザーの評価と今後の市場

2005年の愛・地球博に向けて実施された「次世代ロボット実用化プロジェクト」。
それを契機に、これまでさまざまなサービスロボット(産業用ロボット以外の実用ロボット)が発表され、実証実験が行われてきました。

その数は300を越えます。

しかし、実際に商品化され、販売にまで至ったサービスロボット(エンターテインメントは除く)は、1割もありません。

そんな厳しい状況の中、さまざまな苦労を乗り越えて販売にまで結びつけたロボット開発メーカーと、
経営陣や上司を説得してサービスロボットの導入に踏み切ったユーザー担当者にヒヤリングを行い、
主要8分野の市場動向、普及状況、重要技術動向などを分析した
企業向けサービスロボットの導入ユーザーの評価と今後の市場」を発刊しました。

業務用サービスロボットをビジネスにするにはどうすればよいのか
その基礎資料としてお使いいただければ幸いです。

次回から開発メーカーと導入ユーザー担当者の印象に残った言葉をご紹介します。
(つづく)

参考:
子供を大人に、大人を真摯に (2006.6.21) 
ロボット箴言集 (2006.6.22)
ロボット箴言集 U (2006.6.24)
自立支援をめぐる言葉(1) (2007.3.15)
自立支援をめぐる言葉(2) (2007.3.16)
自立支援をめぐる言葉(3) (2007.3.18)
プロトタイプ率95%の行方 (2007.10.27)


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2007年03月18日

自立支援をめぐる言葉(3)

(つづき)
介護保険制度に関して。

『これまでもめまぐるしく変わる制度に翻弄されてきた苦い経験のもつ事業者にとって、「介護予防サービスに力を入れるべき」という流れに乗るべきか、それとも地域密着型に目を向けるべきなのか、どちらか一方に肩入れすることはリスクが大きく、介護予防サービスは、新たな仕組みだからこそ方向転換も容易と敏感に感じている事業者も多いのではないか。
また介護サービスに限らず、「地域」の役割の重要性にいち早く取り組んだ自治体に人が集まるようになり、より良い医療機関、より良い介護サービスを求めて、住民の移動が始まることも十分ありうる。どの「地域」を終いの棲家にするかということが今後のポイントになっていくのかもしれない』(サービスA社)

『介護費用はヘルパーの派遣費が大部分であるが、4月の介護法改正後は介護費用を抑える方向にあり、要介護の認定が厳しくなっている。
要介護できるヘルパーの数はいるが、実際の現場従事者は少ない。それは日本に居ないのではなく、ヘルパーなどの仕事の理想と現実が大きく乖離している。本来ヘルパーがやってあげられる仕事にシフトすべきだ』(メーカーB社)
 
『在宅でのリハビリサービスの診療・介護報酬の単価をあげてほしい。在宅でリハビリがきっちりできれば、病院側も短期間で患者を帰すことができる。患者の生活の場に戻ってこそのリハビリテーションである。
入院は短じかければ短いほど良いわけだが、在宅でのリハビリに不安があれば入院期間を長くせざるを得ない。
集中的に短期間で行う病院のリハビリは必要だが、高齢者の場合は早く返さないと環境の不適応をおこし、長期になると特に家族の受け入れが難しくなっていく』 (病院C)

参考: 高齢者・障害者の次世代自立支援機器
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2007年03月16日

自立支援をめぐる言葉(2)

(つづき)
『介護現場が求めるリハビリ機器は(治ることを主眼にする)医療機関とは違い、「日常生活を支える」という長期的な観点から、費用的にも機能的にもオペーレーションとしても使いやすい機器が求められる。
そしてリハビリ機器を利用することで、利用者の閉じこもりがなくなったり、コミュニケーションがよくなるといった、科学的効果だけでないプラスαも求められているのだと思う。

事業者によっては介護予防というだけで機器を購入する場合もあるが、多くの事業者はぎりぎりの経営状況のなかで、積極的な設備投資には出にくい面もあるため、機器メーカーは、導入しやすいアイデアを提供し、かつ、様々な機会を通じて蜜にフォローアップをする必要があるだろう』(サービスD社)

『障害者を支援する技術開発については行政の継続支援が不可欠だ。過去、ロボット技術が障害者の信頼を裏切ってきた歴史がある。
技術開発にはモノだけではなく、当事者の考え方がまずは基本。障害を持つ人がこうありたいと思う気持ち、こんな機器があればもしかしたらもっと自立できるかもしれないと思う当事者の声がまずスタートであり、それについて技術側として具体的に何ができるか考えることが必要だと思う』
(病院E)

『ロボットによる介護ではなく、基本的には人が介護すべきであり、それよりも介護者が楽になるロボット技術を開発すべきだろう。
リハビリは生活をどう再建するかが大切。単なる機能訓練ではない。
歩くという機能も単に歩行の訓練ではなく、実際の生活で使わないと意味がない。
トイレまで行って帰ってこられるとか、ベッドから離れて食堂で食事をするとか、そういった生活のシーンと結びつけていかないといけない。
生活に結びついていくためには、機械やロボットがどうやったら役に立っていくのかという発想が必要である』(病院F)
(つづく)

参考: 高齢者・障害者の次世代支援機器
posted by カーサ at 23:25| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット・リサーチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2007年03月15日

自立支援をめぐる言葉(1)

急速な高齢化に伴い、高齢者や障害者への自立支援、介護の問題は誰にとっても、人ごとではない身近な問題になってきています。
僕の住むマンションも最初に買った世代が70歳を越え、高齢者に合わせて部屋をリフォームする人が増えています。

この半年、高齢者と障害者の次世代自立支援機器に関して、ロボットメーカー、病院・施設、機器レンタル企業、行政などに取材をしました。

2006年4月の改正介護保険法施行後の関係者による試行錯誤、人手不足を補う機械導入に対する現場とメーカーとの意識の違いなど、取材をする中でさまざまな問題点が見えてきました。

取材を通して印象に残った言葉をいくつかご紹介します。
まずは介護現場への機械導入(ロボット化)について。

『完全な機械化はないと考えている。まだまだ福祉機器は使いにくい。
上肢に障害があっても家族や友人と一緒に食事を楽しんでもらえるよう、介護をする人も介護される人も簡単な操作で機器を使うことができることが重要である』 (メーカーA社)

『福祉介護の現場でロボット化はなかなか進まないのが実態である。
介護力の軽減ということではロボット化の必要性はあると思うが、購入単価が高すぎる。
介護施設も省力化機器がほしいのは山々だが、社会福祉施設の財源がなくなってきている状況では予算をとって購入することは厳しい。
どうすれば労働力と財源を確保できるのか。ロボット導入の是非もそこにかかっていると思う。
500万、1000万というような高額の商品をいくら作ってみても意味がない。
誰もが安全に使え、なにより手の届く金額のロボットを作ってほしい』 (福祉機器レンタル販売B社)

『機械を導入することによって国の介護費用を抑えることができる。
介護人件費30分をカットできれば、年間で100万円近く減る。つまり一人当たり90万円の国の負担が減るということ。
国にとっても機械化の問題は避けられないはずである。
機械化すると介護者は機械をつけっぱなしにして、かえって要介護者のためにならないのではないかというのは、あくまで機械を使用する人の問題であり、本来の使い方を理解して、一定時間はポータブルトイレを使うなどすることで、自立の方向性を探るべきである』 (メーカーC社)
(つづく)

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2006年06月24日

ロボット箴言集 U

<つづき>
印象に残った担当者の言葉。

「ノートパソコン並の価格にするには、市場規模では10万台は作る必要がある。
しかし、パソコン並の価格になったからといってユーザーがロボットの価値を認めてくれるかどうかはわからない」
(エレクトロニクスメーカー)

「これまでロボットといえば、癒し系など、見たり、一緒に遊んで楽しんだりというものが多かったが、今後は『留守のとき実際に役立つロボット』が、増えていく可能性が高い」
(通信キャリア) 
 
「やはりロボットは、人間の代わりではなく、ロボットしかできないことを見せないといけない。今後も新しいマシーンとして提示していきたい。
ロボットは自動が前提だが、車の自動運転はひとつの方向性であり、新しい技術が車から生まれるか、ロボットから生まれるかの違いだけである」
(自動車メーカー)

立場上、答えにくい質問にも快く応じていただいたご担当者の方々に、この場を借りてお礼申し上げます。
posted by カーサ at 09:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット・リサーチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする

2006年06月22日

ロボット箴言集

<つづき>
印象に残った担当者の言葉。

「ロボットは、革命的な人工物であるため、ユーザーも少しずつ受け入れて行く。なのでゆっくりとしか浸透していかない。
山登りに例えると、登坂ルートはいろいろあるが行きつ戻りつしながら、山を登っているような感じ。山の天気が変わるように顧客のニーズに合わせて進み方も変えるようにしている。
大事なのは、自分の考えではなく、顧客の声や周りの反応をしっかりと聞くこと」
(住宅・ビル設備機器メーカー)

「ロボットは、どこまで役に立てば販売台数が増えていくのか読みにくい。
『役に立つ』とわれわれが自信をもって提案できるようにならなければ、普及していくのは難しいと思う。
それには実環境でお客の声を聞きながら技術や使い勝手を磨いていく事が重要だろう」(エレクトロニクスメーカー)

「ロボットの市場が急激に拡販してブームで終わらないよう、前年比1割増しくらいにゆるやかに売れていけばいいと思っている。
販売数量ではおもちゃメーカーにかなわないので1万台程度売れるところを目指す。
堅実に長い目でやっていきたい」(ホビーメーカー)
<つづき>

参考 : 「パートナーロボットの最新市場動向と重要技術・キーパーツ動向
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2006年06月21日

子供を大人に、大人を真摯に

2月から取り掛かっていた「パートナーロボットの最新市場動向」が発行されました。

多くの企業のご担当者にお会いして、お話を伺うことができました。
いろいろな立場の方々でしたが、共通点は「真摯で、謙虚」ということ。

パートナーロボット(以下ロボット)は製品発表時には、多くのメディアが取り上げ、脚光を浴びます。
でも、販売現場では苦労も多く、実績が上がらないと、やはり社内的な立場も微妙になるでしょうし、また、ロボット作りが困難なチャレンジの連続なため、それが自らを真摯で謙虚な態度にさせるのかもしれません。

サッカーが、「少年を大人に、大人を紳士にする」ように、
ロボット作りは、「子供を大人に、大人を真摯にする」ようです。

次回は、そんな担当者の印象に残った言葉をご紹介します。
<つづく>

posted by カーサ at 10:30| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボット・リサーチ | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする