2011年09月04日

ロボティック・ライフスタイル・ニュースクリップ 2011.8

2011年8月のロボティック・ライフスタイルニュースをまとめて。。。

<ロボティック・カーサ>

・自動掃除ロボット「Smarbo」を発売(東芝ホームアプライアンス)

<ロボティック・カー>

・RoboCar MEV-Cの販売を開始(ZMP)
・インターナビで被災地の浸水情報を提供(本田技研工業)

<ロボティック システム>

・介護支援ロボットRIBA-IIを開発(理研と東海ゴム工業)


NEW商品 ⇒ サービスロボットビジネスの市場動向


ロボティック・ライフスタイル・ニュースクリップ 2011.7(2011.7.29)
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2011年09月01日

一通の転居ハガキ

この夏、一通の転居ハガキが届きました。
差し出し人は、大学の後輩。転居先は沖縄県宜野湾市。

彼とは、大学卒業以来年賀状のやり取りをする程度でしたが、昨年、ロボティック・ドラマを上演した際に数十年振りに再開。誠実で朴訥な人柄は今も変わっていませんでした。

それにしても都内で公務員として働いていた彼がどうして沖縄に転居することになったのか。
早速、連絡してみると、下記のメールが返ってきました。

「早速のご連絡ありがとうございました。
実は、私が役所を辞めて沖縄に転居したのも、原発の放射能から逃れるためでした。
ご存知かと思いますが、私は大学時代から、反原発運動に関わって参りました。
政府は絶対に口に出せないでしょうけれど、今の関東の状況は、決して安全とは言えないと思います。10数年後には、チェルノブイリの立入禁止区域周辺のように、甲状腺癌をはじめとする各種の癌に罹る人が倍増することになると思います。
ヘビースモーカーの私としては、タバコが原因で肺癌になるのでしたら悔いはありませんが、30年以上も反対してきた原発のせいで癌になるのは、悔しくて我慢なりません。
とにかくFUKUSHIMAから出来るだけ遠く、日本語が通じる場所として沖縄を選びました。
今回の地震が起きるまで、沖縄などには全く興味がなく、もちろん訪れたこともありませんでした。
仕事も知人もなく、ゼロからの「第二の人生」を50歳にして踏み出すこととなります。
とりあえず、今年一年は職さがしをせずに、沖縄に馴染むことに費やそうと思っています。どうぞ暖かく見守ってください。
小林さまもくれぐれもお身体を大事になさってください。
それでは、失礼いたします」


死に神に名刺をもらって (2011.3.23)
はっきり言って、東京電力の電気は使いたくないし、電気代も払いたくない。(2011.4.6)
ロボティック・ドラマ 3原則 (2010.4.10)


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2011年08月30日

「野田に習え」と言わしめるほどの

JR津田沼駅は北口と南口では街の様子がだいぶ異なります。
一言で言うと、北口は賑やかな繁華街。南口は落ち着いた文教地区。
これは駅を挟んで北側が(主に)船橋市、南側が習志野市という行政の違いからきています。

その北口で、長年街頭演説をしてきたのが、民主党新代表に選出された野田佳彦氏。
大臣になるまで25年続けてきたそうで、僕も時折(通常は南口を利用しているため)マイクを持って演説する野田氏の姿を見ていました。

一口に25年といっても、それは大変な年月。
通勤の忙しい時間に、主義主張をじっくり聞いている人などほとんどいません。それでも自分の想いを訴え続けていくには、相当の覚悟と忍耐、気力が必要なはずです。
まさに「鍛錬」といってもいいと思います。

民主党代表選挙での5人の候補の演説を聞きましたが、野田氏の演説には現場叩き上げの力強さがあり、「鍛錬」の成果がいかんなく発揮されていると感じました。

野田氏の父親は日本の最先鋭部隊として知られる習志野第一空挺団。

「習志野」の由来は、明治天皇が陸軍演習を観た後、指揮官の篠原國幹少将を称え、「篠原に習え」と演習地を「習志野原」と呼んだことから名づけられました。
軍郷から平和都市になった戦後も「修練・鍛錬の地」という気風が昭和の時代くらいまでは残っていました。

野田氏には、ひとつひとつ成果を積み上げ、その結果「野田に習え」と言わしめるほどの活躍を、期待したいと思います。


小さい街の全国レベルでの活躍 (2011.8.13)
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2011年08月15日

偶数月の15日

偶数月の15日、といってピンとくる人は、主に年配の方でしょうか。

年金の支給日のこの日、ATMには早朝から年配者の列ができます。
場所によっては振り込め詐欺防止のために、警備員を配置したり、注意を喚起する音声ガイドが頻繁に流れたりしています。

普段は家や近場でごろごろしている年配者も、この日だけは街中のATMに出かける方も多く、今日も日中の猛暑にかかわらず、街中に年配者の姿が目立ちました。

普段カツカツの生活をしている方もこの日だけは財布のヒモが緩みがちのはずですが、
年金支給日になにかしらのサービスを行っているのはパチンコ店やゲームセンターなどごく少数。
飲食店などではあまり行っていないようです。

公的年金実受給権者数は、約3,700万人。支給額は月額平均5万円〜15万円。
支給は2ヶ月に一度、確実に行われます。

重い腰をあげ、街中に出てきた年配者を対象とした「年金支給日サービス」を商店街などでもっと実施したらいいのにと思いますが、どうなのでしょう。

所在なげに、ぶらぶら街を彷徨う年配者を見るたび、思います。


高齢者のネーミング (2008.4.3)
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2011年08月13日

小さい街の全国レベルでの活躍

どこの地域でも、その学校が活躍すると盛り上がるという高校があると思いますが、千葉県の場合、その筆頭は市立習志野高校でしょう。

夏の野球選手権で2度、冬のサッカー選手権でも2度優勝し、男子バレーボールやボクシングなども全国レベル。
また、吹奏学部も全国コンクールで数々の金賞をとっています。

首都圏の公立学校で、これほど長年にわたりクラブ活動が全国レベルという学校はあまりないかもしれません。

そのため「習高ファン」、特に野球部が全国優勝したときからの熱烈な熟年ファンも多く、試合会場だけでなく、練習場にも多くの熟年ファンが詰めかけています。

今年のチームは、とびぬけた選手がいない分、機を見て敏な監督の采配のもと、犠打をからめた機動力のある攻撃と固い守りで、見ていて楽しい野球をしています。

ひんしゅくを買う程の「爆音」で有名なブラバンの演奏も小気味良く、これほど応援部隊が「主役」を張るというのもまためずらしいでしょう。

習志野市は「音楽のまち」を標榜しているくらい音楽教育に力をいれており、谷津小学校管弦楽クラブ、第一中学校管弦楽部なども全国コンクールで何度も優勝し、その流れの上に高校の吹奏学部もあると言ってよく、「習高ブラバン」の力強さは、ジュニアからの訓練の賜物でしょう。

習高サッカー部にいる甥っ子によると、吹奏学部は野球以外の応援にはツレナイようですが・・・

習志野市は、千葉市や船橋市という大きな行政区に囲まれた県内2番目に小さな街。
1982年に、県内で初めて「核兵器廃絶平和都市」を宣言していますが、
もともと広大な「習志野原」は、旧陸軍の演習場であったところで、騎兵連隊、鉄道連隊、戦車連隊が置かれ、化学兵器教育の習志野学校や陸軍病院などの軍施設(ロシヤ兵やドイツ兵を収容した捕虜収容所(習志野捕虜オーケストラ!)もあった)など、「軍郷」として発展。

戦後、演習場や軍施設の多くが学校(東邦大学、日本大学、千葉工業大学など)や病院(国立習志野病院、現:済生会習志野病院)、鉄道(新京成線)、企業(日立製作所など)の用地となりましたが、今も陸上自衛隊第一空艇団や航空自衛隊第一高射隊(地対空ミサイル部隊)の習志野駐屯地(住所は船橋市)が置かれています。

小さい街でありながら、市内には鉄道(JR総武線、総武快速線、京葉線、京成本線、新京成線、地下鉄東西線)、道路(京葉道路、東関東自動車道、千葉街道、成田街道、東金街道、東京湾岸道路)などの幹線が通り、物流の中継地として、流通関係の施設も多く、ショッピングセンター間の競争が激しい地域でもあります。

平成の市町村大合併の際には、隣接する八千代市との統合もささやかれながら、なんとか踏ん張ってきましたが、東日本大震災で埋立地の多くが液状化に見舞われ、復興財源をどうするか頭の痛い状況になっており、公民協働型の復興検討会議もはじまったばかり。

小さい街の全国レベルでの活躍は、そこで暮らす人々に勇気と、少なからずの希望を与えてくれます。


もうひとつの、被災地を往く(2011.3.30)
伊藤飛行機研究所(2009.2.10)
音二郎のこと(2009.2.12)
甲子園とロボット。機械と人間の間に必要なもの(2006.8.22)
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2011年08月08日

ネットが「カルチャーの中心」に踊り出る日

韓流ドラマやK-POPにまったく関心がない身でも、ここ数年のマスコミによる過剰な韓流報道や、レンタルビデオショップでの韓流ドラマの過剰在庫に、「なんで?」と、かなり違和感は覚えていました。

2ちゃんねるやツイッターなどの呼びかけで行われた昨日のお台場・フジテレビへの抗議デモ。

参加者には、中学生やカップル、子ども連れの母親など、「デモプロ」ではない普通の人も多く、デモの許可が警察から下りなかったことから、「散歩」と称して、フジテレビの周囲を1時間ほど練り歩いたようです。
その様子は「ニコニコ生放送」や「ユーストリーム」でも生中継され、10万人を超える視聴がありました。

“8月8日フジテレビの日”にはフジテレビを視聴しないことも呼びかけられており、また、提供スポンサー商品の不買運動も行われようとしています。

SNSなどのWeb経由で情報を発信、収集し、リアルな場所に短期間で大人数を集めた中東の「ジャスミン革命」日本版のような今回の動き。
(その対象が政府ではなく、巨大マスコミというところが、ポイント)

フジテレビをはじめ、昨日の「散歩」を大きく取り上げたTV局はないようですが、果たして本番の「21日」にはどうなるか。

あくまで、
警察はデモを許可しないのか。

いよいよ、
スポンサー商品の不買運動に発展するのか。

それでも、
フジテレビをはじめ他のTV局も、だんまり無視を決め込むのか。

2011年8月21日、
TV局が「地デジカ」などとカラ騒ぎを繰り拡げた末に、ネットが「カルチャーの中心」に踊り出た日として、記憶されることになるかもしれません。


参考:J-CASTニュース(2011.8.7)

歴史の転換真只中に(2011.2.1)
平成カウンターカルチャー (2010.1.10)
はやぶさの帰還の重み (2010.6.14)
現代の二.二六 (2010.11.5)
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2011年08月05日

車窓の未来

夏休み、車で家族旅行という方も多い事と思います。しかし、小さい子供にとって狭い車内空間は耐えがたく、すぐに飽きてしまうので、なんとか子供がグズつかないように絵本やゲーム、おもちゃなど様々なモノを積み込んでの出発となりがちです。

欧州トヨタが発表した、車のウインドウにAR(拡張現実)技術を施すことで、車窓を新たな情報空間にする「Window to the World(世界へつながる窓)」というコンセプトは、とても楽しい試みです。

イメージビデオでは、リアシートに乗った女の子が窓をキャンバスにお絵かきを楽しんだり、窓の外の動物をズームアップして観察してみたり、様々な物の名前が文字情報として窓に映し出され、正しい発音で教えてくれたりもするシーンが出てきます。

車ばかりでなく、新幹線などもAR技術を使うことで、車窓に流れゆく景色(村や山の名前、古戦場や災害の歴史、特産品や名物料理など)の情報を得ることができれば、子供たちも飽きないでしょうし、大人も、味気なかった出張の行き帰りが実りある、楽しいものになるかもしれません。

参考:カービュー(2011.8.3)

台風18号とセカイカメラ (2009.10.10)
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2011年07月29日

ロボティック・ライフスタイル・ニュースクリップ 2011.7

2011年7月のロボティック・ライフスタイルニュースをまとめて。。。

<ロボティック・カーサ>

・人と家を橋渡しするコミュニケーションロボットを搭載したスマートハウスを販売(三洋ホームズ)


ロボティック・ライフスタイル・ニュースクリップ 2011.6 (2011.7.2)
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2011年07月18日

男と女Z

サッカーには神様が、いる。
実力がなければ、試合には勝てないけど、やはりサッカーには神様が、いる。

本当にあきらめなかった。
1995年のラグビーワールドカップで、ニュージーランドを破って初優勝した南アフリカチームに匹敵する、歴史に残るすばらしい試合だった。

そしてTUNAMI、KIZUNA、TOMODACHIと共に、NADESIKOが世界の言葉になった。

不屈のシンボルの優勝トロフィーが被災地を回ることで、勇気と希望を感じることができると思う。

それにしても、
個人的に興味があるのは、佐々木監督の女子掌握術。

このW杯優勝で、俄然ヤル気をだし、勢いづくだろう女性との付き合い方に、ますます頭を悩ます御同輩、特に職場に女性の多い男性諸兄にとって、女性をイキイキと躍動させる佐々木監督の女子掌握術は、ものすごく参考になるのではないか。

いつも笑顔を絶やさず、些細なことにも耳を傾け、気使い、ほめあげ、リスペクトして、最後まで信頼する …

人知れず、大変な苦労があったことだろう。

「なでしこ」の花言葉は、大胆、勇敢、野心、そして燃える愛。
また、古くは常夏(とこなつ)ともいったそう。

かなわないなぁ。


イケイケ塚田とすばらしき面構え (2010.4.19)
水着街着とヒゲと (2010.8.16)
0対35 (2006.9.10)
男と女 Y (2011.2.14)
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2011年07月15日

絶対に想定外のない世界

ROBOTECHで出展したブースに、遠隔操作で動くロボットを展示していたこともあり、
「このロボットは福島第一原発事故に出動しないのか」、「こういうロボットをいくら作っても肝心のときに使えないのでは、なんの意味があるのか」など、いろいろな意見を聞きました。

会場内ステージでは、日本原子力研究開発機構の技術者が、
「福島第一原発事故における日本原子力研究開発機構の原子力災害ロボットの対応と教訓」と題して講演を行い、結果的に原子力災害ロボット単体では使い物にならなかったと謝罪していました。

この講演を多くの人が聞いていましたが、個人的にはこの手の話はもういいやという感じでした。

それよりも、やはり面白かったのは、東京大学生産技術研究所の浦教授の話。
これまで、20台以上の自立型海中ロボット(AUV)を作り、多くの現場で実戦投入してきただけに、やはり話の迫力が違います。

海中深く自立潜航するAUVは、一旦放たれると、何が起きても助け(回収)にいくことができないため、「絶対に想定外がない」。

浦先生曰く、そこは「戦場」である。

実際、2005年に琵琶湖の生態調査をしていたAUV「淡探(たんたん)」が、突然通信が途絶えて行方不明になったことがありました。
2日後に浮上して見つかったので良かったものの、製造費2億7000万円が一瞬でパーになるところでした。
さすがに「寿命が10年縮む」思いだったそうです。

浦先生は大震災後、東北沿岸26ヶ所の海底を4日間に渡り、探査。漁業の復興に役立つ情報を提供することができました。
海中で何がロボットに影響するかわからなったので、今回は不本意ながら25年前に造ったケーブル付きの海中ロボット(ROV)を使用したとのこと。

浦先生は今日からまた、宮古の海底探査に向かいました。


海の一攫千金ロボット (2006.7.17)
海底ふたり (2006.10.31)
OCEAN BB (2008.3.9)
「冒険」という響き (2010.11.26)
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