2011年07月02日

ロボティック・ライフスタイル・ニュースクリップ 2011.6

2011年6月のロボティック・ライフスタイルニュースをまとめて。。。


<ロボティック・カーサ>

・パロ50体を被災地施設に2年間無償貸与(大和ハウス工業)

<ロボティック・カー>

・インフラ協調型安全運転支援システム「DSSS」対応のカーナビゲーションを開発(トヨタ自動車)
・後付け型の衝突防止システムを社有車に搭載(住友三井オートサービス)

<ロボティック・システム>

・機体破損後の航空機の自動飛行実験に成功(富士重工業と東京大学)

<ロボティック・ミッション>

・モビリティロボットの公道実験を開始(つくば市など)


ロボティック・ライフスタイル・ニュースクリップ 2011.5 (2011.5.31)
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2011年06月30日

NPO法人ロボティック普及促進センターが目指すことA 

(つづき)
今年の1月、仲間たちと共に、ロボット関連技術やロボットビジネスの普及促進活動を行う、「NPO法人ロボティック普及促進センター」(RIC : Robotic Increase Center)を設立しました。

新しいロボットを開発することは、よし。でも、
すでに世の中にあるヒト、モノを活かして、それを公共で実現し、皆が幸せを共有できることのほうがもっと大切。

RICの活動コンセプトとして、
ロボット・MOTTAINAI・プロジェクト」なるものを考えています。

まだ使えるのにMOTTAINAI (例えば、ロボットテクノロジーを使ったインフラ点検)
せっかく作ったのにMOTTAINAI(例えば、既に開発されたロボットの普及)
勉強したのにMOTTAINAI(例えば、ロボット関連企業への就業のお手伝い) など

ロボットテクノロジーを用いることで、
モノを大切にし、
ヒトを活かすことで、
幸せを実感できる。

また、
行政と協働することで、
ノウハウが蓄積され、
共有することで、
誰もが納得できる。

そんな自主事業もやっていきたいと考えています。


NPO法人ロボティック普及促進センターが目指すこと@ (2011.6.28)

2011年06月28日

NPO法人ロボティック普及促進センターが目指すこと@ 

今年の1月、仲間たちと共に、ロボット関連技術やロボットビジネスの普及促進活動を行う、
NPO法人ロボティック普及促進センター」(RIC : Robotic Increase Center)を設立しました。

震災を挟んで4月に、神奈川県から正式に認可を受け、
この6月から「かわさき・神奈川ロボットビジネス協議会」の事務局を請け負うことになりました。

今後は、ロボットビジネスに関する相談、研究開発、安全性などの事業を、時には行政と協働で、時には補助を受けながら、そして自主事業もいくつか行っていきたいと考えています。

そこで、キーとなるのが、

・個のチカラ
・パブリック
・コミュニティ

社団でも、財団でもなく、一人ひとりの顔の見える地域NPOであるということ。

気宇壮大な、天下国家を語るつもりは、ありません。

個人を中心に、その夢や想いを、パブリック(公共)で実現し、コミュニティ(地域)に拡げる。

これから、新たな物語を紡いでいきたいと思っています。
(つづく)

人々がより豊かで幸せになれる社会生活のために (2011.1.7)
ASIMOから10年、未夢からの10年 (2010.10.18)
3月11日以前と以後も、ロボット関係者の心のありかたは同じなのか (2011.4.14)

2011年06月16日

被災された高齢者全員に国から「パロ」の無償提供があってもいいくらいだ

大和ハウス工業が東日本大震災の被災地にある高齢者向け施設に「パロ」(パロの項参照)を2年間無償貸与することにしたようです。

被災地の避難所に「パロ」を持参したら、とても喜んでもらえたということは、大和ハウス工業の担当の方からはお聞きしていました。

「パロ」は一体35万円。

それを50体・2年間無償で貸し出すと聞くと、ずいぶん太っ腹なと思うかもしれませんが、大和ハウス工業は被災地の仮設住宅の建設を請け負っていますし、また、グループ企業には病院や介護施設のコンサルを行うシルバーエイジ研究所や有料老人ホームを運営する寿恵会などもあり、「パロ」の無償貸与を通じて、行政や地域コミュニティとのより一層の結びつきを考えての事かと思います。

「パロ」と触れ合うことで深い心の傷や哀しみを負った人が少しでも癒され、一時でも不安を忘れることができるなら、それはとてもうれしいこと。

被災された高齢者全員に国から「パロ」の無償提供があってもいいくらいです。

これを機に、具体的に何に役立つのかはわからないけれど、そばに居ることで、気持ちを明るくするコミュニケーションロボットの活用がもっと増えればと思います。


KYRなロボット(2007.11.14)
ロボットの効用のひとつに(2008.4.23)
実用的ではないけど、居るだけで心が癒されるロボット(2009.1.8)
ホッとする存在としてのロボット(2010.2.7)
アザラシ・ファンタジー(2010.2.11)
生きているのか、それとも死んでいたのか、なんて(2010.8.4)
ロボットの水平展開(2010.11.15)
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2011年06月08日

ハードから、ソフトへ 

昨年度に引き続き行われる神奈川県の「介護ロボット普及推進事業」。
その介護施設向けの「事業説明会」が、来週横浜で開催されます。

今年度、介護施設に無料貸与されるのは、7機種(予定)。
そのうち、「HAL」と「パロ」は、5ヵ月間貸与され、他の5機種(「ヒューマニー」(排泄介助)や「リラウェーブ」(床ずれ予防)など)については、施設から使用の申し出があった場合に限り、1〜3ヶ月間貸与されることになっています。

昨年度が、ハード(ロボット)の貸出しとその評価、及び介護現場の意識調査が中心だったのに対し、今年度はハードの貸出しを増やす(3機種から5機種に)一方、ロボット導入のためのソフト面の強化が中心となる予定です。

具体的には、ロボット導入のためのガイドラインや研修ツールの作成、ロボットに関する正しい知識を提供する仕組みづくりとロボット導入に興味を示した施設への、より詳細なヒヤリングなど。

東京電力福島第一原発事故では、国民からの強い期待にも関わらず、これまでなんの働きもできなかった日本のロボット。日本はロボット先進国だと思いこんでいた多くの人々の気持ちを裏切り、深く落胆させてしまいました。
(災害対応支援ロボット「Quince」の現場投入が発表されましたが、まったく遅きに失した感は否めません)

どうすれば、本当にロボットを社会に導入していくことができるのか。
ハードから、ソフトへ。
地に足の着いた、地道な取り組みをしていかなければなりません。


ロボット導入の呼び水となり、さきがけとなるか (2010.9.16)
神奈川県で、3つ (2011.4.23)
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2011年05月31日

ロボティック・ライフスタイル・ニュースクリップ 2011.5

2011年5月のロボティック・ライフスタイルニュースをまとめて。。。

<ロボティック・カー>

・拡張現実スカウターモードを搭載した新「サイバーナビ」を発売(パイオニア)

<ロボティック システム>

・統合型 拡張現実感 技術 「SmartAR」を開発(ソニー)
・段ボール梱包を開封する自動開梱ロボットを開発(安川電機と鹿島建設)

<ロボティック ミッション>

・無人探査機「オシリス・レックス」を2016年に打ち上げ(米航空宇宙局)

イベントレポート

5.02公開シンポジウム「震災復興にむけて ロボット技術のいま」


ロボティック・ライフスタイル・ニュースクリップ 2011.4(2011.4.29)
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2011年05月29日

今日はそういう夜だったということだ

欧州チャンピオンズリーグ決勝、FCバルセロナ対マンチェスター・ユナイテッドの一戦。

「美しいサッカーで勝つ」。マンチェスター・ユナイテッドを圧倒し、観る者誰をも魅了したバルセロナのパスサッカー。
TVゲームかと錯覚するほど、ワンタッチで次々にボールを回し、メッシがここぞの場面でドリブル突破で、枠内へシュート。

バルセロナのボール支配率は63%。パス精度もシャビがパス136本中124本、イニエスタが107本中98本を成功させ、守っては世界屈指のフォワード、ルーニーら多数のスター選手を擁するマンU相手に、枠内へのシュートはわずか1本、コーナーキックは1本も許さなかったという。

マンチェスター・ユナイテッドのアレックス・ファーガソン監督をして、次のようにいわしめたほど。
「現在のバルセロナは、わたしがこれまで見てきた中で最高のチームであることは間違いない。この試合に関して言い訳を見つけようとは思わない。今までわれわれをここまでたたきのめした相手はいなかった。
とにかく、我々は完敗した。それ以外に形容の仕方がない程の完敗だった。チームはもっとやれると思っていたが、相手の力量が上だったということ。至ってシンプルなことだ」

サッカーをする者誰もが、この日のバルセロナのようなプレイをしたいと思ったことだろう。
それが、どんなに望んでも、かなわない夢だとしても。

そしてまた、ファーガソン監督の次の言葉にもきっと励まされたことだろう。

「しかし恥じることはない。常に、自分達よりも実力が上のチームと対戦することで、自分達の力を伸ばしていく。今日はそういう夜だったということだ」

同じ日、FCバルセロナに最も近い日本のチーム、鹿島アントラーズは広島に終了間際得点を許し敗北。長いトンネルを抜け切れないでいる。


鹿島3連覇のベースとなったもの (2009.12.5)
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2011年05月22日

シュラシュシュシュー

香川民謡「金毘羅船々」の歌詩「こんぴら ふねふね 追手に帆あげて シュラシュシュシュー」は、「ずいずいずっころばし ごまみそずい」と共に、ずいぶんとヘンテコな歌があるもんだと子供心に思っていました。(追手に帆あげては、「おいけにふかれて」とばかり思っていましたが)

先日NHKで放送された「新日本風土記 こんぴらさん」。

こんぴらさん(金刀比羅宮)は、身分や職業を問わず、どんな願いでもかなえてくれる庶民の神様。
江戸時代には海の神としてあがめられ、北前船の航路に沿って信仰が日本中に広がり、今では社の数800を超え、ハワイやブラジルにも建立されているそうです。

以前、東京芸大美術館で開催された展覧会で、金刀比羅宮書院に描かれた円山応挙や伊藤若冲の襖絵を観る機会がありました。
また今年春には、現在書院で進行している田窪恭治氏による「ヤブツバキ」の襖絵を観て、金刀比羅宮が放つその先鋭的な美意識と、こんぴら歌舞伎に代表される庶民の娯楽志向との落差に面白い神社があるものだと思っていました。

番組では、27代も続く「五人百姓」と呼ばれる神社公認の土産物屋(と言っても売っているのは「飴」だけ)の存在理由や、宮司が居ないため、難しいことがわかりそうという理由だけで、中学校の校長が代々祝詞を担当している与那国島の金毘羅宮などが紹介されていました。

こういうなんでもありなところが、日本の神様のおおらかで、よいところ。

もともと金毘羅宮は神仏習合(※)の結果、象頭山金毘羅大権現と呼ばれていましたが、神仏分離以降、ご神体は象頭山内の松尾寺金光院に秘仏として置かれているそうです。

さて、お座敷唄としても有名な「こんぴら ふねふね」ですが、そのちょっと酔狂で、リズミカルな調子が好まれ、榎本健一(サイコー!)、ザ・ピーナッツから、ピンキーとフェラス、そして初音ミクにまでカヴァーされています。

※土着の信仰と仏教信仰を折衷して、一つの信仰体系として再構成(習合)すること (ウィキペディア)

江戸ランドスケープ (2007.7.22)
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2011年05月15日

ロボットの標準化を必ず勝ちとるという「気構え」と「迫力ある」姿勢を具体的に見せてほしい

ネットワークロボットフォーラム(NRF)の土井標準分科会長の報告(※1)によると、位置情報(OMG、ISO)、空間情報(OGC)、ネットワークロボットプラットフォーム(ITU-T)、対話サービス(OMG)などのロボットに関わる標準化団体で、韓国や中国が発言権を強めており、日本の存在感が薄くなりつつあるといいます。

これまで日本もロボットの国際標準化策定には積極的に関わり、日本主導で標準内容を策定する意向で取り組んでいますが、震災の影響で国の優先順位が震災復興に向けられており、これまで標準化策定に深く関わってきた産業技術総合研究所や、大手民間企業の担当者が標準化の国際会議に欠席することが多くなっているようです。

その反面、韓国は成果主義を導入して担当係官を増強し、自国優位に標準化を策定しようとしていますし、高齢者・障害者対応ロボットシステムや高度教育・エンターテインメントロボットの開発・普及を国家科学技術戦略に掲げる中国も標準化策定に積極的に関わり出してきています。

2012年の夏にもPersonal Care Robotの国際的な安全規格(※2)が制定される見通しで、ロボットの標準化は、今まさに正念場。

クルマ(モビリティ)のロボット化やスマートシティでのロボット技術の推進など、ロボットの標準化は、医療、福祉、生活、インフラなど広範囲にわたり、さまざまな省庁が横断的にからむだけに、
サービスという視点が欠かせない』(萩田技術部会長)わけですが、
震災対応に追われている間に「漁夫の利」とされることのないよう、国は、ロボットの標準化を必ず勝ちとるという「気構え」と「迫力ある」姿勢を具体的に見せてほしいと思います。

(※1) NRF標準分科会 2010年度報告(2011.5.13)  (  )内は標準化団体の略称
(※2)ISO 13482 Robots and robotic devices – Safety requirements – Non-medical personal care robot

ロボット普及のキモ (2006.10.13)
大きな一歩、でもカケヒキジョーズには気をつけて (2006.10.14)
孤軍奮闘ではなく、他国を圧倒する物量作戦にこそ (2009.11.27)
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2011年05月08日

震災・原発事故におけるロボット活用について、あきらかになったこと(4)

(つづき)
東日本大震災と福島第一原子力発電所の事故におけるロボットの活用について、その活動報告会公開シンポジウムが行われました。

その中であきらかになったこと。

(4)日本の災害対策ロボットの課題と中長期的に果たす役割

・災害対策技術を開発し、それを国家規模で運用するためには消防や自衛隊との連携が必要である。
・ロボットの評価基準ができれば自治体への導入も進むのではないか。
・フランスでは事故が起こった場合に備え、法律に基づいてロボットの開発、操縦者の養成・育成、事故訓練などをする組織(Group Intra※)がある。日本にも同様の組織を作る必要がある。
・災害対策ロボットを国家規模で運用する組織を作るならば、防衛と災害対策を自衛隊の任務と位置づけ、その上で災害分野に限った部門と大学等の研究機関の連携を築くように検討がなされるべきである。
・長期的な震災の復興にむけてロボット技術だけでなく関連する技術について広く知恵を集め、そこから適時に、適した技術、適した運用を提案してゆくシステムの枠組みを作る必要がある。

ロボット研究者は自らよく動き、本当によくやっていると思います。

しかし、災害対策ロボットは「即、役立つこと」が必須に求められる分野。

個々人で動くことの限界もあきらかになっており、東京大学の中村氏が指摘されているように、
「ロボット技術に限らず科学技術の突破力を引き出すことのできる社会のシステムを作る」必要性を感じます。

※Group Intra
フランスの電力庁、原子力庁、核燃料公社の共同出資で1988年に設立。
事故が起こった場合、24時間以内に専門職員と設備を派遣、輸送。施設専属のロボットオペレーターが想定される事故に対処できるよう訓練を積んでいる。遠隔操作ロボットは発電施設の運転室内操作盤の操作や配管の脱着などの工事作業、屋外の土木工事対応など、想定される緊急事態に備えている。


能登半島地震と、遠い夜明け (2007.3.26)
救助用ロボット (2007.6.18)
レスキューロボット実戦配備 中期5ヶ年計画 (2007.8.6)
アーバンとガンダムに見る両用技術戦略の大きすぎる溝 (2007.11.9)
前へ、ロボット (2007.11.18)
ロボットの3Dとアンダーウォーター (2008.10.14)
地震・雷・ロボット・システム (2009.8.12)
原子力発電所オールインワンパッケージ (2010.1.24)
テクノロジーを用いて大きな問題を解決する (2010.10.15)
この重大な危機に、ロボットを使わなくて、いつ使うのか。 (2011.3.16)
ネズミ一匹とならんことを (2011.4.13)
3月11日以前と以後も、ロボット関係者の心のありかたは同じなのか (2011.4.14)
震災・原発事故におけるロボット活用について、あきらかになったこと(1) (2011.5.2)
震災・原発事故におけるロボット活用について、あきらかになったこと(2) (2011.5.4)
震災・原発事故におけるロボット活用について、あきらかになったこと(3) (2011.5.6)

posted by カーサ at 11:44| Comment(0) | TrackBack(0) | ロボティック・ミッション | このブログの読者になる | 更新情報をチェックする
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